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Config::Simpleを使った設定ファイルの利用方法

perlによるデータ解析のための設定ファイルの作成方法と設定ファイル読み込みのためのモジュール "Config::Simple" に関するメモ

データ解析を行う際には、条件設定を変えて何度か解析を行いたい場面が出てくる。
そんな時には、あらかじめ設定ファイルを用意しておくことで、設定書き換えが容易になり、再解析が行いやすくなる。

perlではConfig::Simpleモジュールを利用することで、設定ファイルの読み込みが手軽にできるようになる。ただし、Config::Simpleはperlの標準モジュールではないので、あらかじめCPANよりインストールしておく必要がある。

Config::Simple利用手順

  1. 設定ファイルの用意
    設定ファイルは以下に示すINIファイル形式(wiki参照)で作成する。
    ファイル例 : config.ini

    # Configuration File
    [opt1]
    val1 = foo1
    val2 = foo2
    [opt2]
    val3 = hoge1
    val4 = hoge2
    

  2. Config::Simpleを利用した設定ファイル読み込み
    プログラム例 : read_config.pl

    use strict;
    use warnings;
    use Config::Simple;
    
    my $cfg = new Config::Simple('./config.ini');
    $cfg = $cfg->vars();
    
    my $val1 = $cfg->{'opt1.val1'}; # $val1 = 'foo1'
    my $val2 = $cfg->{'opt1.val2'}; # $val2 = 'foo2'
    my $val3 = $cfg->{'opt2.val3'}; # $val3 = 'hoge1'
    my $val4 = $cfg->{'opt2.val4'}; # $val4 = 'hoge2'
    

    Config::Simpleで設定ファイル ("config.ini") へのオブジェクトを作成し、varsメソッドで設定ファイル内のキーとバリューのハッシュ化を行う。これにより、上記のやり方で設定ファイルの値をプログラム内で取り出すことが可能になる。


参考サイト
Config::Simple - search.cpan.org
Config::Simple - perldoc.jp(日本語説明)